2022年2月28日

第2回「座談会プロジェクト」実施報告 (学びあいフォーラム)

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※「座談会プロジェクト」の趣旨や経緯などは、「座談会プロジェクト」説明文をご覧ください。

第2回 座談会企画
ゲスト:にいがたNGOネットワーク国際教育研究会RING

第2回目の座談会は、RINGのメンバーを迎えて8月15日(日)に実施ました。
RINGのメンバーは、学校教育だけでなく、それぞれのフィールドが多様です。今回は、中高教員、JICA新潟デスク国際協力推進員、子ども食堂等の地域活動に積極的な子育て中のお母さん、教育コーディネーター、などRINGの7名と、学びあいコーディネーターの6名が参加し、座談会を実施しました。

その「多様性」が非常に楽しい会となりましたので、本ブログでその一部を紹介させていただきます。

第2回目のトークゲストはRINGの皆さんでした。

国際教育研究会(愛称RING:リング)は、にいがたNGOネットワーク内の勉強会を運営する組織であり、新潟県内の国際理解教育の推進と持続可能な社会づくりに取り組んでいます。

2017年に「学びあいフォーラム」に参加し、それが「持続可能な社会づくり」という大きな目標に向けたRINGの活動ビジョンをつくるきっかけになったそうです。学びあいフォーラム後は、これまで新潟市内で実施していたセミナーを新潟県内の各地域に広げたり、また近年はSDGsを軸にセミナーの企画を考えたりするなどの試みも重ね、さまざまな人を巻き込み、巻き込まれながら活動の幅を広げています。

以下、今回の座談会で語られた問いや視点、各自の取り組みの一部を紹介します。

【参考】「学びあいフォーラム、その後-にいがたNGOネットワーク国際教育研究会(RING)」からRINGの近年の取組を知ることができます

“RINGに関わりたい”と思ったきっかけは

?「これまでは国際理解教育を校内で一人でやっていた。まるで宣教師のようだった。上越教育大学を会場に行われたセミナーに参加させてもらったときに、RINGの実践研究の質が高さと、さらにそのアットホームな雰囲気に惹かれた。仲間になりたいと思った」

?「学生時代は世界のことにアンテナを張って学んでいたが、子どもが生まれてからは子育てに日々追われてばかりいた。社会とのかかわりを持ちたくてRINGのセミナーに参加した。そこで先生たちが子どもたちの未来を創造する姿に感銘を受けたと同時に、『私はこれがやりたかったんだ』 と思った。そして、こうした教育は地域でも実践していかないといけないと強く感じたので、一緒に学びたいと思いRINGにいれてもらった」

?「RINGは真面目な話をプライベートでも話せる関係性がある。それが心地よい」

?「(県外から移住して)新潟やRINGは人と人とのつながりが温かいと感じている。受け入れてくれる。サポートしてくれる。仕事としての私だけではなくて、人(プライベート)としての関わりを感じられる。ただ、課題感もある。ある程度チームが進むと閉ざされていく。もっと意識的に他(者)を繋いでいくことが必要かとも感じている」

「学びあい」でつくった歯車モデル(協働の重要性)について

?「人材がいることに気付いたが、それぞれがそれぞれのところで完結してしまっている。各所の良さをもっと活かしていくために歯車として噛ませると勢いづくのではないか。そのためにはコーディネーターが必要

?「歯車モデルを意識して、他所と協働を進めてきた結果、『RINGは様々な人から応援されている』 と実感する機会が増えた。それが自分たちの励み、強みになっていった」

?「まずは自分が自己と相手を知ること。連携したいと思っているのか、地域に興味があるのか。中には興味がない人もいるという現実もある」

?「地域にはどういう人がいるのか。包括的に聞いて、場面を作っていきたい」

地域と学校の連携について

?「学校を軸に、地域が学校実践・学校教育の充実のための素材になってしまっていないか。学校は地域の一部である。教員も地域の生活者。コミュニティの中でどう学校が位置づいているのか、それは二分率ではない。地域の中で学校はどんな役割を果たせるのか『学校を含む地域』 として見方、意識を変えることからはじめられる」

?「まずは自分が関わらないといけない。先生が地域の人やその地域を知ることが大切」

?「地域に関わり、学校と繋がる立場として思うのは、地域の人の生の声を聞かせたい、そうした場をつくりたいと感じている。行政は新しい視点を求め、若い世代に考えさせてほしい」

未来をつくる子どもたちを育てる学校教育の在り方とは
~SDGsは結局手段なの?目的なの?

✋「学習が知識理解で終わっていないか。課題解決までつなげられていない。もし、そうだとしたら、現状は社会を変えるきっかけになっているのだろうか」

✋「変革のための教育って何?教員の多忙、学校自体が前例踏襲、今まで通りで進めている。『SDGs~』でそれがより可視化された気がする」

✋「2030年以降を皆で描く状態でないといけないのでは。SDGsに内発性はなく、これまでの学びの中でSDGsを位置付けて生かしていくことが大事ではないか。SDGsの目標枠に縛られず、社会や地域の状況を読みとっていくことが大事」

✋「SDGs自体が全てではなく、もっと多様なものではないか。例えばそれは、先人から学ぶことや作法みたいなことが既に持続可能な生き方であったりもすることなど。世界的な目標として見ることも大事だが、地域に眠っている知恵を掘り起こすことも必要かと感じる。世代間の分断の中に、学ぶことが多くある」

✋「『知る』から『~していきたい』の間に、自分自身の価値観を見直したり行動を考えたりするための時間をかけなくてはならないのでは」

最後に

この日にRINGのメンバーから多く語られたのは、メンバー自身がRINGを「仕事でもない、義務でもない、ゆるく、でも、つながっていたいと思える仲間である」と感じている、ということでした。

「関わっていきたいと思える関係性がある」
「居場所である」
「話したいことが話せる」
「真面目な話を聞いてもらえる」
「役割を離れて自分を安心して語れる場」
とお互いの発言を通じて励まし合う姿が、RINGらしいとても温かな対話の雰囲気を生んでいました。

また、座談会(第3者がいる)という場があって、改めて、活動の意味づけ・価値づけがされることも実感し、座談会運営側としてもこの会の意義を感じた時間にもなりました。

【参考】 RINGの活動紹介パンフレット
Be Glocal~未来を創る教育とネットワーク~

座談会企画第3回、第4回へと続きます。お楽しみに。

第1回  みた農園(岡山県)の三田善雄さん
第2回  にいがたNGOネットワーク国際教育研究会RINGの皆さん
第3回 バニヤンツリー(秋田県)の藤本恵子さん

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