2020年7月8日

学びあいフォーラム「オンライン交流会」実施報告

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第1回オンライン交流会を実施しました

本年度の学びあいフォーラムは、2019年9月に「地域・学びあい・入門セミナー」を実施後、参加団体に対する活動のフォローアップを行いながら、4月に実践交流会を実施する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大を受け、対面での研修の実施を11月まで中止することになりました。

運営チームで、参加団体へのサポートのあり方や、今年度の事業展開を検討し、まず参加者のコロナ禍の状況における気持ちや、現在の状況を共有できる場として、オンライン交流会を実施することになりました。個人として気軽に参加してもらい、緩やかに意見を交わすことで、持続可能な地域づくりという同じ志を持つ者どうしが共感し、気づきや励ましを得る場、として開催しました。

オンライン交流会は6月20日(土)に開催し、地域の参加者および運営コーディネーターの総勢15名が、全国各地(山形、新潟、福島、 東京、 神奈川 大阪、鹿児島)から参加しました。今回はその交流の様子を報告したいと思います。

昨年9月に実施した「地域・学びあい・入門セミナー」のオープニングの様子

プログラム

プログラムはDEARのグローバルエクスプレス「新型コロナウィルス感染症とわたしたち」をベースに地域バージョンで進めました。

1.オープニング
2.自己紹介とルール確認
3.わたしの気持ち
4.地域のこれから、どう変わる?どう変えたい?
5.ふりかえり
6.そのほか、全体でアナウンス
7.飲み会

アイスブレークは、チャットで指定された動きを、各自でやってみるというもので、笑顔をつくるといった簡単なものからスタートし、ハイタッチをしてみんなで和やかにスタートしました。


ワーク1「私の気持ち」

ワークシートを使い、今の気持ちで当てはまるものを3つ選んでその理由を共有する形で、気持ちから今の状況をどう捉えているか、グループで話しました。

グループ内での共有を通じての参加者の感想を紹介します:

■グループ1

  • ・大都会と地域で感じること。感染疑いの話題が出ると、島中で犯人捜しみたいになった。
  • ・米沢では観光地名所がつぶれて、打撃が受けている話を聞いた。
  • ・先進国と途上国の関係。今までは人の移動がなく、鎖国状態であったが、経済・観光業がストップしている原因は都会にあるのに、そのとばっちりを受けている。国際的な対立との共通点を見た。
  • ・悲しい、驚いた、どうにかなるという気持ちも挙げられた。

グループ2

  • ・真ん中にの空欄に三つ「やっぱり、なさけない、きっかけにするしかない」と記入した人がいた。
  • ・これからの世界のありようを考えさせられた。変われるかもしれない。
  • ・不安、驚いた、悲しい、役に立ちたい、ありがたい、怖い、という気持ちが出された。
  • ・活動の一環でカンボジアに訪問できなくなったのは大変だが、新人がはいったので、ほっとした。
  • ・近未来を描けない不安。
  • ・役に立ちたい、公の機関として地域に対して何ができるか、これまで以上に考えている。
  • ・今まで何も考えていなかった人が、行動、マスクづくりなどに参加している。
  • ・怖さ、メディアに操られる怖さ。

グループ3

  • ・共通、不安、怖い、マイナスの気持ち。
  • ・今の状況がいつまで続くのか。人によって考え方が違うので、コミュニケーションが取れない。
  • ・日本の政策、情報開示の面、東京アラートなど根拠が明らかでなく、大丈夫なのか。
  • ・どうにもできない気持ち。今の気持ちばかり考えず、次に進もう。
  • ・プラス、役に立ちたい。最近になってこういう気持ちになった。
  • ・今の状況にとどまらずプラスのことを考えたい

グループ4

  • ・前向きポジティブな意見が共有された。楽しみ、面白い、という意見にはっとした。これからの変化への期待。
  • ・屋久島をこれからどう変えていくのか、高校生を含め話し合い、今後への期待を感じた。
  • ・観光業としては不安もある。経済、町のしくみをどう変えていくのか。開業の時期を考えるきっかけになった。
  • ・大学のオンラインで培えた新たな関係性。地元の飲み屋で感じた流通が止まるということ。
  • ・グローバル化について、改めて実感した。
  • ・グローバルとローカルについて。横のつながりが強くなったこともある。

ワーク2「地域のこれから、どう変わる?どう変えたい?」

新型コロナウィルス感染拡大の状況から見えてきた持続可能な地域や社会のあり方についてお互いに緩やかに話すことを目的に、地域をどのように変えたいと思っていたのか、コロナの影響がどう関係してくるのか、ということを自由に話し合いました。

今回のオンライン交流会では、地域バージョンとして、ワークシートの問いを以下のようにして、実施しました。

<問い>
私が変えたいと思っていること
こんなふうに変わったらいいなと思うこと
今後、こんなふうに地域が変わるだろうと思うこと
※コロナによって変化の方向が変わったり、変化が加速したりすることはあるだろうか?

グループ内での共有を通じての感想です:

■グループ1

  • ・子どもの進級率がまた下がる不安。
  • ・生活圏を狭める生活に慣れてきた。オンラインが後押ししている。
  • ・オンラインによる選択肢が増えた。
  • ・オンライン、地方創生がコロナによって進まざるを終えない状況になった。田舎で生活をすることが現実になる。屋久島の産業にとってはプラスになるのでは。
  • ・人とのつながりが変化してきている。

【グループ①の発表を受けての参加者からの意見】

  • ・人とのつながりが今後どうなっていくのか。
  • ・オンラインいいよね、もっと発展させるべきだよね、という流れに感じるが、会うほうが個人的には好き。対面で話すほうが。本当に必要な情報が話せるが、人とのつながり方がどうなっていくのか。
  • ・二極化するのではないか。
  • ・在宅生活が続いて、会わなくなった人がたくさんいる、オンラインではつながらない。環境が整っていないとつながらない。ボーダーがある。これからはどうなるのか。

■グループ2

  • ・衣食住。実家の酒屋のpaypay、スーパーではなく、地元で買い物。古き良き姿が見直されるタイミング。
  • ・学び教育。地域格差をどうするか。オンラインで対応するようになり、不登校の子が参加できる幅ができたが、地域によってはオンラインに対応できない。
  • ・防災訓練ができなくなった。介護、保育、感染リスクが高い人が地域の会合に参加できていない。地域の方向性が見えていない。
  • ・仕事、雇用。リモートワーク。屋久島に来る理由になる。観光目的だけでなく。自分の好きな場所にいながら。小さな日常の出来事が観光資源になりえる。

■グループ3

  • ・格差、オンライン、いい点、悪い点。
  • ・オンライン授業、無駄なものを省ける。一方で、偶発性がなくなる。
  • ・コミュニケーションがどこにいてもできる。一方で、直接会う大切さ、肌感覚。どうメリハリをつけるのか。
  • ・オンライン授業できる、できない学校。格差。
  • ・マスク品切れ。買えるけど値段が高くなっている。手に入れられる、入れられない、格差。
  • ・都心、縦に人が収納されている。密になっている。地方に人が流れていくといい。

■グループ4

  • ・職と教育。都会から地域に目が向くようになった。
  • ・飲食店。客の対応から考えが見えるようになった。相手のことを考えられる社会。
  • ・留学生。飲食店での仕事がない。一方でコンビニでは無理やり留学生が働かされた。色濃く出た。
  • ・zoom、いつ話したらいいか緊張感。縁遠い人でも、これから話すチャンスになるという話も。
  • ・障害があったり、子育てで普段参加できない人が参加できるメリット。参加に取り込めるといういみでは幅が広がった

【グループ2~4の発表を受けての意見】

  • ・良いと悪い、の組み合わせがあると、選択肢が増える。
  • ・主催の軸が移せることは大きい。東京だけでなく、地方からも参加できる。構造のことを考えると大事。
  • ・オンラインのおかげで、個人的にはリアルが好きだが、北海道の方と話し合いができた。関係性が広がった。リアルでは出会わない。可能性がある。個人、社会でどう使いこなしていくのか。試行錯誤しながら進んでいくのでは。
  • ・屋久島のバーチャル旅行に参加した。未知の体験。宿泊しているようなおもてなし。朝食、食べているような気分にもなったし、ますます食べたくなった。案内役がいた。ますます本物を見たくなった。同じ気持ちで、皆で参加。本来、ライブで旅をしていたらないが、「またね」といって終わった。違った旅の楽しみ方。

ワーク3 ふりかえり

3人程度のグループに分かれて、今日のワークのふりかえりを実施し、その後の全体共有で、以下のような感想が出されました:

  • ・ファシリがつらい。空気感がわからない。無理やりあてたり、あてられているプレッシャーがあったと思う。ライブの話し合いを持ちたいと思った。
  • ・屋久島に行きたい、という話になった。屋久島からWSを実施する。プライベートでも、仕事でも。
  • ・これからやる楽しいことの話ができるといい。
  • ・共有の知人が発覚した。オンラインで幅が広がるが、リアルの価値を大切にしていかないといけない。リアルだから感じられる良さ。
  • ・オンライン、リアルさ、肌感覚で深めていく。可能性が広がるが、私たちが何を選択するのか/できるのか。次のステップを考える必要がある。自分は選べるが、個々人が何を選択していくのか、それを大切にしていく必要がある。可能性の広がりに流されてしまう時がある。何を選べるか。
  • ・そういうのがめんどうくさい、という自分もいる。半分。普通だと思っていたことが、そうでなくなる、というのはそういうこと。
  • ・顔がたくさん見える状況にまだ慣れていない。アイスブレークでほぐれた。チャット使うのも面白かった。

今後について

本年度の学びあい事業では、11月に状況が許せば対面でのセミナーを予定しています。それに向け、オンライン交流会から一歩踏み込み、それぞれの活動を地域の目線で報告する予定です。これまでの活動から、コロナ禍を経た中で、地域の持続可能性をどう考えているかなど、お話しいただく予定です。

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