2020年5月11日

持続可能な地域づくりのための「学びあい」実践事例⑦みんなで考える持続可能な暮らし~ユギムラ暮らし~

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  • 学びレポート

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  • 関東甲信越

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  • 持続可能な社会

2019年9月14日(土)~15日(日)にかけて実施された、「地域・学びあい・入門セミナー」に参加した団体が、その後、地域でどのような活動をしているのかご報告いただいています。

今回は、ユギムラ牧場さん(東京都八王子)です。

ユギムラ暮らしとは

私たちは、八王子市(旧南多摩郡由木村)にあるユギムラ牧場を拠点に活動しています。ユギムラ牧場は、人々の心の豊かさを育てたいという志を持つ人たちが様々な活動をしている場です。ここでは、農業とは、環境とは、エネルギーとは、コミュニティとは、障がい者とは、まちづくりとは、豊かさとは、といった身近なテーマに触れながら、今ある暮らしを見つめなおすきっかけづくりを目指しています。

その中で昨年、「ユギムラ暮らし」という活動に取り組み始めました。「ユギムラ暮らし」は、まだしっかりとした柱があるわけではないのですが、忙しさの中でつい効率性や便利さに縛られがちな私たちの暮らしを振り返り、少しゆとりを持って行動したり、丁寧な生活を心がけたり、これからも無理なく続いていく生き方について考えたり・・・など、持続可能な暮らしを考えていきたいと思ったことから始めた活動です。

そばの花畑(10月)。白くてかわいいそばの花が咲きました。

セミナー参加後に実施した「そば作りイベント」

昨年9月に行われた学びあいフォーラムの入門セミナー後に、 学びあいの実践として、私たちはそば作りのイベントを実施しました。8月の種まきに始まり、収穫、脱穀、そばひき、そば打ち、12月の実食までの約半年間の活動を行いました

なぜそばを選んだのかというと、「ユギムラ暮らし」の考えをよくわかってもらえると思ったからです。

そばは、簡単に手に入れられる食品なので、その過程の苦労さにあまり意識がいかないものですが、実際には多くの労力を要します。そのようなものを実際に作ることで、暮らしのことをはじめ、いろいろな学びが得られると思いました。さらに、多くの人手が必要になるそば作りのイベントを実施すれば、地域の人々をたくさん呼び込め、ユギムラの周辺地域の人々にユギムラの存在や取り組みが知られ、いいスタートになるとも思いました。

扇風機をつかってそば殻、ごみを飛ばして、そばの実だけ取り出しているところです。
石臼でそばの実を挽いているところです。
そば打ち。生地を大きくのばしているところです。
そば打ち。そば打ち講習を受け、無事にそばになりました!
できたそば。少し黒っぽいけど、おいしかったです。

今後に向けた課題と学び

実際には、今回はまだ私たちがそばの作業について不明なことが多かったため、地域住民への呼びかけをあまりせず、地域の方たちに提供、発信はできませんでした。

ユギムラの私たちがめざす地域の姿は、地域の住民が「ユギムラ暮らし」にかかわったことをきっかけに、それぞれのできる範囲で持続可能な暮らしを行っている姿です。

昨年度の活動については、発信力が足りずあまり進めなかったため、今後に向けた準備、お試し期間になったように思います。しかし、そば作りを通して、作業の大変さを実感することができたことで、「こんなに手間がかかっているのか」「食べ物を無駄にしてはいけない」「こんなに手間がかかってるのにどうしてスーパーでは安く売っているんだろう」などと、普段の暮らしはこのままでいいのか、この暮らしはこのまま続いていくのだろうかと私たち自身が今の生活を振り返るきっかけになりました。

そば作りは、自分の暮らしを振り返ることになり、持続可能な暮らしを知るきっかけになるのではないかと改めて思うことができました。

今年度はさらに、そば作りなどを通して、持続可能な暮らしを考えるきっかけをさらに提供できるようにしたいと思います。そして、持続可能な暮らしを実践しているすてきな地域に近づけていきたいです。

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