2020年3月3日

持続可能な地域づくりのための「学びあい」実践事例②:「上映会」報告と次回イベントへむけて(ヒメヒコ小郡)

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2019年9月14日(土)~15日(日)にかけて実施された、「地域・学びあい・入門セミナー」に参加した団体が、その後、地域でどのような活動をしているのかご報告いただいています。

2回目の今回は、ヒメヒコ小郡さん(福岡県)です。

ヒメヒコ小郡(おごおり)の活動

9月14、15日に「地域・学びあい・入門セミナー」に参加して、たくさんの気づきや学びを得ました。

ヒメヒコ小郡は昨年6月、主に小郡市在住の女性たち数名で軽い女子会的な集まりから発生したグループです。メンバーの中には、地元で100年続く養蜂家の4代目、有機無農薬野菜農家、地域おこし協力隊など、様々な顔ぶれがいます。私たちの共通の興味は「持続可能な循環社会」でした。そこで私たちの住む小郡市をオーガニックタウンにしよう!というビジョンを掲げ、活動を開始しました。

オーガニックタウンの基盤となる農を考えるうえで、種子法、種苗法がどのような影響を与えるのかが、誰しも気になるところでした。そこでまずは種子法について学ぶために、勉強会を開き、続けていました。

セミナーに参加してみて:上映会の実施

セミナーで出会った参加団体の方から、過去の活動や体験などのお話を聞いた中で、「勉強会をすることは大切」と言われました。グループのメンバーが共に学び、情報を共有することは、活動を続ける潤滑油となるのではないかと始めた勉強会は、やはり良かったのだと思いました。

勉強会を続けるうちに、私たちが口にする食べ物について、もっと多くの人に知ってもらおうという主旨で、「オーガニックってなあに?」と題して遺伝子組み換え作物、食品についての上映会を企画しました。一部が上映会、二部は地元の有機農家による講演会としました。また、地元有機農家さんたちの生産物を使った軽食やドリンクも提供し、参加者の方々に楽しんでいただくことにしました。

この企画を11月に控えての9月のセミナー参加でした。
上映会の内容や主旨について、セミナーで関わって下さった方々からも好反応を頂いたことも、自信になりました。

結果、50名以上の参加者があり、小郡市長さんも来て下さり、共感を頂きました。私たちの活動を見守りつつ、必要なサポートをして頂ける関係性を大事にしたいと思います。また、地域起こし協力隊からも取材に来ていただきました。

・市長ブログ:11月3日(土)食を楽しみ、考える秋の日でした
・地域おこし協力によるレポート:ヒメヒコ小郡がトーク、オーガニックの機運を高める、目指すべき未来を考える

参加者の反応はとても良く、遺伝子組換え食品について知らなかったという驚きの声や、日頃食べていたものを見直したい、家族や友人にも伝えたい、自分に出来ることを考えたい、と参加者の意識変化を充分にもたらすことが出来たのではないかと思います。

また、私たちの活動に賛同する方もおられ、自分も行動したいと、グループに入って下さる方もおられ、人が人を呼んで、つながり、少しずつうねりを見せています。

おわりに:次回イベントへ向けて

今年、最初の活動は4月26日のれんげフェスタです。

メンバーの中の養蜂家が立案したイベントで、田園地帯の小郡市をれんげいっぱいにしようという企画です。セミナーで、小郡市の魅力を話したところ、多くの方に「素敵なところですね」と言われ、自分自身が実は驚いたのです。

小郡市の南北を流れる宝満川。その周りに広がる田園風景はのどかで美しく、それでいて都会とのアクセスのよい町。その田園地帯がれんげの花のピンクに染まり、それを眺めながら宝満川の土手をサイクリングしたり、れんげ畑で花摘みをして、れんげを編んだり、ハチミツのスイーツを食べたりしたら、どんなに楽しいだろう?と私の頭の中で絵が描けました。これもあのセミナーがあったからだと思います。地域の魅力の発見につながりました。

れんげフェスタでは、れんげ畑をテーマに、れんげの緑肥で栽培されたお米「恋華米(れんげまい)」の紹介と、その「恋華米」を小郡市のふるさと納税の返礼品にと考えています。

また、会場となるれんげ畑は、イオンと近接しているため、イオンも協力的です。店内の一部、駐車場の提供などをしていただき、今年を皮切りに、来年からはイオンとも提携してフェスタを毎年続けて行きたいと思っています。ミツバチの蜜源となるれんげ畑で、「蜂育」というワークショップをし、農薬とハチの関係、生態系の中の命のつながりを知っていただきたいと思います。そして小郡市が安心して暮らせるオーガニックタウンになることを多くの人に呼びかけたいと思っています。

また、今後は「学校給食をオーガニックに」という働きかけをしていくつもりです。れんげフェスタでは、そのための講演会の案内チラシを配り、周知を図りたいです。イオンは小郡市では最も人の集まるショッピングモールなので、効果を期待しています。そして、私たちの方からは消費者の声を届け、イオンがオーガニック商品を増やしてくれることを望みます。販路があれば、オーガニックに転向する地元生産者が増えると思います。

9月のセミナーに参加したおかげで、立ち上げたばかりのヒメヒコ小郡の存在を、全国あちこちの方に知っていただくことが出来ました。活動を見守って下さっている人たちがいるというのは、やはり励みになります。

今年はこんなこと出来たよ!と、皆様にお伝えできるよう、日々精進したいと思います。


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