2020年2月25日

持続可能な地域づくりのための「学びあい」実践事例①:カンボジアの教育をみんなで一緒に考える(IVYyouth)

CATEGORY

  • 学びレポート

AREA

  • 北海道・東北

KEYWORD

  • 地域
  • まちづくり
  • 学びあいフォーラム

2019年9月14日(土)~15日(日)にかけて実施された、「地域・学びあい・入門セミナー」

ここに参加したいくつかの団体さんから、その後地域でどのような活動をしているのかについてご報告いただきました。今後それらを数回に分けて、ご紹介していきます。

1回目の今回は、IVYyouthさん(山形県)です。

IVYyouthの活動

IVYyouthはカンボジアで算数教育支援、国内では国際理解活動を行なっています。私たちが行っている活動は地域の人たち(ここでいう地域は、カンボジアにおける活動地を指します。以下同じ)をはじめたくさんの人の協力が必要で、地域の人とより連携して活動をするにはどうしたら良いかを学ぶために、このセミナーに参加しました。

カンボジアの算数教育支援事業は、留年者を減らすことを目標に活動をしています。カンボジアでは留年が珍しくなく、留年がもたらすデメリットを知らずに、学力不振などで簡単に留年してしまう子供が少なくありません。

私たちが支援を行なっているコンポントム州は24州あるなかで5番目に留年率が高い地域です。そこで、子供たちに対しての支援だけではなく、先生や親、地域の人たちにも留年へのデメリットを知ってもらい、危機感を持ってもらうことが必要であると考えました。

セミナーに参加してみて

そこで10月6日、セミナーに参加した3人と参加しなかったメンバー8人とで、今後先生や親たちにどのような働きかけが必要かを話し合いました。

すると、「家庭訪問をして親と会って、子供の成績についてどう考えているか聞き取りを行う」、「留年へ悪いイメージの無い先生もいるため、留年への危機感を維持してもらうために、支援校の先生とユースでミーティングを開く」のはどうかなど、いろいろな意見が出てきました。

実は内容的にはこれまでも議論されてきたことなのですが、実践が十分にはされてこなかったので、現在は次の渡航でそれらを実践するために準備を進めています。

IVYyouthのメンバーの話し合いの様子

セミナー不参加のメンバーとは「学びあいハンドブック」を利用して、セミナーの内容の共有をしました。共有の中で実践したのは社会関係図とアクションプランの作成です。

社会関係図をみんなで作り、自分たちと関わりのある人たちを明確にしました。そこから、まだ関わりを持てていない人たち、これから連携して行きたい組織、関係が薄い人たちなどが出てきました。

同じくコンポントムで活動している学生団体や、教員育成の支援を行っている団体(いずれも日本の団体)があるのに関わりがありません。そのため、これらの人たちと新しい関係を作り情報を共有したり、連携した活動をしていくことも、目標の一つとなりました。

アクションプランでは、次の渡航および渡航までの活動計画を作成しました。ハンドブックに沿って、自分たちの目標を明確にしたことで、家庭訪問や他の団体との関係づくりなど、やらなければならないアクションを策定することが容易になりました。また、メンバーのみんなと作ることで、自分たちがやらなければいけないことを自覚し、各自が目的と目標を再確認することができました。

おわりに

地域・学び合いセミナーでは、自分たちの活動が地域とどれだけ関わっているかを明確に出来たことで、まだまだ地域との関わりは薄く、これからさらに深めていく必要があることがわかりました。

また、地域づくりだけでなく団体内における話し合いの仕方も学ぶことができ、セミナー前に比べより話し合いが活発で、少数の意見なども考慮した結論を出せるようになったと感じています。

地域づくりの実践はこれからになりますが、セミナーで学んだことを元に、より地域の人たちを巻き込んだ活動にして行きたいと思います。

今後も「地域・学びあい・入門セミナー」にご参加いただいた皆さんに実践事例として、その後地域での活動をご報告いただきます。お楽しみに。

ページの先頭へ

閉じる